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看板屋的なもの

2011年04月29日 23:56

ここのところ続いていた看板屋的な仕事も一段落。

4年くらい前に作った看板の補修をした。

制作当初の意向に沿って白木に近い雰囲気で作ってほしいとの要望から板面の塗装はクリヤーものを使った。
クリヤーのものは紫外線を遮断できず、木に負担をかけ結果肌が荒れてカビとかが発生するのが早くなってしまう。

設置場所もほぼ野ざらしに近い場所だったので痛みも早くすごい事になっていた。

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リペアの最初はワックスリムーバーで古いオイル成分を剥離して木肌を素の状態にもっていく。

アクリル系の溶剤なので灰汁も一緒にとれる。

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若干の黒ずみとアクリル系の溶剤なのでグレーがかっている。
文字はウレタン系なので剥離することはない。

ここで一旦水洗いをして木肌を中性に戻す。

その後酸性の漂白剤でブリーチするとっグレーがかったものが漂白されきれいな色味が戻ってくる。

きれいになったものの酸性の漂白剤を使うと木肌が荒れるので軽くサンディングし素地を調整する。

最後にサンディングして削られたところを彫刻し直し浸透性の防腐剤を2種類計4回塗り文字も塗り直し完成となります。

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こういったリペアが出来るのもウレタン塗装みたいに塗膜を形成しない浸透性の塗料を使い、文字も際のところを深く彫ることによってサンディングなどをしても文字が消えることがないからこそです。

本当なら1年に1度でもいいからご自身で軽いメンテナンスを行っていただけたら、あんなにカビが入ることはなかったと思います。
木は意外と丈夫なのでほんの少し気を使いメンテナンスしていれば、長い事使える素材だと思います。



リペアと作業と並行して個人宅の表札を作ってみた。

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欅の耳付き板に書道家の文字を木の表情に合わせて配置して彫ってみた。
耳付きというと白太部分がどうしても弱くなってはがれてきてしまうけれど今回用意したものは太部分はないので耐候性もばっちりです。

今回名前を書いていただいたのは鈴木愛さん。
この辺りではデザイン書家としてはなかなかの人です。

既定のフォントでやるよりお値段は高くなってしまいますが、表札は家の顔でもありますから特徴があったほうが良いんじゃないかと。

全ての工程が手作りなので細かい要望にも応える事が出来ます。
ご興味ある方は是非ご相談を。



帰宅が遅くなってまた鼠頚部のリンパが腫れてきた。
何か疼いて仕方ない。



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来年の干支

2011年04月23日 23:11

来年の干支守の仕事が始まった。

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来年は辰。
空想の生き物を簡略化しつつ見栄えがするというものは案外難しく、どうしても手がかかってしまう。
想像していたよりずっと時間がかかるな。
余裕をもって制作しないと昨年末みたいに眠れない日が来てしまうのだからね。

日彫展の粘土原型も何とかまとまってきた。
そろそろ材木屋から楠を引き取ってきて日がいいときにチェーンソーで粗彫をしといたほうが乾燥具合もいいかな。

今年もGAM展に出品することにした。
5月初めからそっちの制作に取り掛かる予定。
原型無しの雰囲気勝負。
タイトルは「ニライカナイ」

GAM展は 5月18日~22日まで豊田市美術館で開催されます。
よろしければぜひご高覧下さい。





砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない  A Lollypop or A Bullet (角川文庫)砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)
(2009/02/25)
桜庭 一樹

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もともとラノベ作家として活躍していた著者の桜庭一樹。
この作品も、もともとはラノベテイストで挿絵とかあったそうですが角川版では挿絵も排除し再出版され小おっさんにも手に取りやすくなった。

物語の終着は冒頭に記されていているのでその現象自体にはあまり執着しないで読める。
中学生くらいの年齢特有のアンバランスさからくる危うさなどを上手く表現していて、痛みと途方に暮れた後の一種の爽快さににたものが読む者に上手に伝わってくる。




勇気

2011年04月18日 21:59

日曜日は以前紹介した生徒さんのグループ展を見に行ってきた。

普段岡崎に行くようなことはあまりないので、いい機会だったので井波時代の同期がやっている和菓子店へ顔を見に行ってきた。

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菓匠 彩京
愛知県岡崎市緑丘2丁目2番地12
0564-51-1115


岡崎は城下町なので和菓子の需要が豊橋より多く店舗も多いらしく、彼は差別化をするため高級路線で売り出しショーケースにはきれいな生菓子が陳列されていた。

自分は手頃な「みそまん」を買った。 うまい。

そんな彼と昔話何かをしている中同期の一人が新たに鑿を置いて新しい世界へ足を踏み出したという事を聞いた。
18年くらい磨いてきた技術を捨て新しい道を選ぶ勇気が淋しいとともにうらやましさを感じずにはいられない。



勇気をもって新しい道を選んだ彼に幸多からん事を祈っています。

店舗看板

2011年04月14日 22:27

店舗看板が完成しました。

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ルーターなどで文字・枠・キャラクター以外を彫り下げる。
枠の縁をロマンオージービットで削る。


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彩色・塗装で完成。

彫刻完了。
文字は丸みをもたせて柔らかい雰囲気にした。


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なかなかかわいい感じになったと思います。

この看板のお店が17日にオープンします。

GROOVIN GRIZZLY
愛知県豊橋市牟呂外神町20-1 
TEL 0532-39-8732

英会話スクールとカリフォルニアスタイルのカフェだそうです。

木鼻の修復

2011年04月12日 22:43

長いことかかっていた獏鼻の修復が完成した。

前回の獅子鼻より若干手際が良くなってきた感じがする。

新しいところと古いところの色合わせはもう少し研究の余地ありだけれど。

bakubanamae.jpg 

修復前



bakuato.jpg

修復後

報告書も作ったし後は納品だけです。
満足していただけるか心配です。

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彫刻終了

2011年04月08日 22:02

cafeの室内看板の彫刻が完成。

この後彩色を施し完成になります。

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スタジオ575彫刻教室に通っていた生徒さんが出品するグループ展があります。


girls'+talk
6人のオンナノコExhibition!!

場所 THE BLUE BOX GALLERY
愛知県岡崎市朝日町4-98 0564-24-5884

週末だけの開廊ですがお時間ある方はぜひ。

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