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大まかな補修

2011年02月26日 21:50

獏鼻の無くなっていた部分の成型が大体出来た。

左右の獏が同じ図案なのだろうけどだいぶ形が違っていたので雰囲気でそれらしくした。
後は干割れ部分の埋め木と彩色になります。


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楠の器の拭き漆も完成。



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若干艶が強い気がしてますがこれはこれで良い雰囲気になった。
弁柄を塗ったモノは和風感が強く出ていて、以前ならあまり魅力に感じていなかったが考えを改める必要がありそうです。

これにはこれの良さがあり偏見をなくしてみると何とも味わい深い。
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心棒作りと吹き漆。 ついでに金継ぎ

2011年02月20日 22:15

木彫におこす時やイメージをつかむ為に毎回二分の一の粘土原型を作る。
何時もは170センチ前後なので原型の心棒は流用してきた。
今回は180センチを想定しているので一から作り直しした。 

針金に棕櫚縄を巻いて粘土をつけやすくかつ剥離防止の効果も期待して行うのだが、その巻く作業が結構手が痛くなる。
 普段使わない皮膚だから薄く、すぐ赤くなってしまう。


心棒作りと並行して木の器に吹き漆を施した。


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黒いものは鉄漿染をほどこしてみました。
楠はタンニンが少ないので柿渋を何度か塗りその柿渋のタンニンで釘とお酢でできた酢酸第二鉄(鉄漿)で染め上げるという手順を行うと楠でも黒く染まります。

赤いほうは弁柄(酸化第二鉄)に柿渋を混ぜたものを塗っています。
弁柄だけだと色が落ちてしまうので柿渋を混ぜると色落ちもせず、
漆の量も抑えられ吹き漆した時の漆の吸い込みによるムラをなくすことを期待して行いました。

一回目の拭き漆が終わり簡易室に入れて乾燥させます。
この時期気温も湿度もなかなか安定しなく乾燥まで時間がかかりそうですがこの作業を出来をみて後3~4回繰り返し任意の艶までもっていきます。

漆が余ったので萩焼の湯呑みの金継ぎをやってみた。
拭き漆と違って接着に使った麦漆は乾燥するまでだいぶかかるのでゆっくりゆっくり見守っていく必要がありそうです。


無事終了

2011年02月14日 21:29

昨日は日展の最終日。
搬出あるので早めに会場に。

最終日ということもあって会場はなかなかの盛況ぶり。
自分の当番日と比べると倍近くいたのではないかな。

会場に足を運んでくれた方々ありがとうございました。
次の機会は5月のGAM展7月の日彫東海展を予定しています。

仕事の方はウエルカムボードも完成し木鼻の修復も着々と進んでいます。


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吉田修一の作品を読むのは2冊目。
物語は畠山鈴香の幼児殺人事件を感じさせる女性が住む家の隣人である2人の男女の業のお話。
風景の細部が鮮明に表現されている作者の能力は関心するばかり。
決して明るい話ではないがラストの余韻はきらいじゃないかも。

読後、性別・立場・嗜好などいろいろ違う人達とこの物語についての話をしてみたいと思わせるような作品でした。



facebookをはじめてみたものの使い方が分からず。
twitterも生活の大半が独り言ばかりの人間には何がつぶやきかわからず有効活用できない。

次の展覧会用

2011年02月10日 22:02

次の日彫展用の楠の丸太を買った。

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使うのは奥にある末口が60センチくらいのもの。
左の末口が4又くらいに分かれているモノは本来必要なかったものだが、競りに出した人がついでに競りおとしてほしいとのことでついでに競り落とし田という事。
大きな頭身の像はつくれないけれど小物用には十分な容積。
値段も奥のモノの半額以下なのでついでに買っときました。

材料の楠のストックは十分すぎるほどあるけれど材木屋さんには無理ばっか言っているのでこういうのも大事かな。

楠を消費することも考えてお椀とか拭き漆仕上げで作ってみようかな。






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中国、韓国には理を尽くせば治まるということは永遠に無いように感じる。

「歴史は勝者が創る」とはいうけれど日本は中韓と比べれば歴史というのは過去の蓄積といった比較的に客観的なモノを指すのだとは思うけれど、中韓に至ってはイデオロギーの補完の要素が色濃く出ていると、歴史認識の共有など望めるべきではないのかな。

ディスカッション形式の本書はそもそもの歴史感が違うので不毛な議論にはなってしまうけど、中韓の心持を知るにはなかなか良い本だと思います。

重い腰をあげて

2011年02月07日 21:07

半年も寝かしていた木鼻の修復に取り掛かろうと準備を進める。

前回の獅子鼻よりは破損個所も少ないので若干楽にできそうだ。

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結婚式のウエルカムボードの準備をした。

材料をオイルで仕上げた。
オイルフィニッシュは手軽にやれる反面材によってオイルの吸い込む量やステイン入りの奴だとそれがムラになってあんまりよろしくない。

今回は結構時間をかけ丁寧かつ慎重に行ってみた。

出来栄えは手触りもよくなかなか木の良さが出て嬉しい出来になった。

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一枚板の方が楽だけれど色々思うところもあって剥ぎ合わせにしてみた。

これからは木鼻の修復をメインにしつつ細かい彫刻を気分を変える意味も込めて作っていこうと思う。



日展東海展 今週いっぱいです。
お時間ある方はぜひご高覧ください。


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