2006年12月22日 21:37
![]() | バス174 スペシャル・エディション ドキュメンタリー映画 (2006/01/27) 角川エンタテインメント この商品の詳細を見る |
ブラジルと聞いて多くの日本人が連想するものとしてあげられるのは、
サッカー・リオのカーニバル・コーヒー豆・日系移民・・・。
全体として陽気で明るい国のイメージが強いのですが、
明るければ明るいほど影は濃く深くなっているもので、
どちらかといえば影が濃いからこそ明るく見えているだけなのかも?
と思えてしまうほどブラジルの影は濃く深いものとしてリアルに映されているドキュメンタリー作品になっています。
以前に紹介したシティーオブゴッドは確か1960年代が舞台の話でしたがバス174の舞台は2000年6月 スラム街で生まれたサンドロという青年がバスジャックに至るまでの過程から終焉までの実際の映像を流しつつサンドロの極近い関係にある人の証言も交えながら、
(バスジャック犯 サンドロ)という点で捕らえる事ではなく連環として捕らえ、
ブラジル社会からこぼれ落ちてしまっている問題を掬おうと試みています。
ドキュメンタリーなので一概にお勧めできるものではないですが、
時にはこんな作品を見る時間を作る必要があるのではと思います。
スポンサーサイト
最近のコメント